1ヵ月の長期休暇を取れたり、子連れ勤務歓迎など、今の日本にあっては驚くほど自由な働き方を実践し、なおかつ急成長を遂げている企業がある。ひたすら汗水たらして働いて、ようやく業績を上げる、という古い日本企業の慣習とは真逆の企業に話を聞いた。

型破りな働き方で
急成長を遂げた!

子連れ勤務が歓迎されるCRAZY社
CRAZY社ではベビーシッターが常駐しており、子ども連れで勤務ができる

「1ヵ月間の休みをとって旅に出られる」
「子連れ出勤歓迎」
「二拠点生活や地方で働くのも自由」――こんな働き方を実践している職場を、みなさんはどう思うだろうか。

 昨今、働き方改革が進むにつれて、ユニークな働き方を行う企業が増えてはいるが、ずいぶん型破りというか、フリーダムな社風に思えるのではないか。中には、こんなに野放しで大丈夫なのか、と眉をひそめる方もいるかもしれない。しかしこの会社、業績は右肩上がりで伸びており、次々と新事業を開拓しているのだ。

 株式会社CRAZY(クレイジー)という、完全オーダーメイドのオリジナルウェディングやイベントの企画・製作を行う会社である。2012年に創立、現在は90人の社員を擁しており、業界の風雲児として名を馳せている。創業2年目の売上は1億円だったが、2017年には12億円へと急伸。この成長の要因が、ユニークな働き方にあるというのだ。

 1ヵ月間の休暇は「グレートジャーニー制度」と呼ばれており、CRAZY社では数多くの社員が活用している。2015年に入社したオア明奈さんは、これまでに3回(!)利用している。

「最初は宮古島、2年目は北アイルランド、去年は米国のポートランドへ行きました。ゆっくりとした時間を過ごすことで自分を見つめ直す機会になり、視野も広がって仕事へ良い影響をもたらしてくれたと思います」と感想を話す。休暇を取るまでは、仕事に悩んだり迷ったりすることが多々あったが、それがグッと減ったという。

 1歳のお子さんを育児中の日出美紗子さんは、二拠点生活を送っている。産休に入ってすぐに夫の転勤が決まり、東京から広島へ引っ越した。広島では自宅やカフェで仕事を行い、月の半分は上京して業務をこなしている。

「夫の転勤が決まった時点で会社に相談をしたら、二拠点生活を勧めてくれました。広島では一時保育に預けながら仕事をし、東京では会社のベビーシッターさんに面倒を看てもらっています」

 二拠点生活を始めて、今まで以上にオンとオフの切り替えができるようになり、仕事に集中できるようになったという。