それは、宅地建物取引士です。

不動産屋に入る
驚きの仲介手数料収入

「不動産屋」というと、一般的にはうさん臭い山師的な職業で、海千山千のそんな世界には絶対に足を踏み入れたくないと思っているかもしれません。

 私が20代の頃、不動産屋に就職したいといっただけで、両親や妻の親にまで、そんなうさん臭い職業はやめてくれと猛反対されました。おそらく世間の評価はいまだに変わっていないと思います。

 そんな世間的な評価はさておき、私が宅地建物取引士をすすめる理由は、パソコンとファックスさえあれば自宅でも簡単に開業でき、成約すれば買い手を紹介しただけで「(売買代金の3%+6万円)×消費税1.08%分」の仲介手数料がもらえるからです。

 仮に、自分が売主から売却を依頼されて、自身で買い手も見つけた場合は、売主と買主の両方からダブルで報酬がもらえます。

 不動産は、個人の方にとって人生で一番高い買い物だと思います。取り扱う金額は住宅1軒でも数千万円になります。1棟もののアパートやマンション、事務所ビルとなると、価格は億を超えることも普通です。

 それに対して最大(売買代金の3%+6万円)×消費税1.08%という仲介手数料がもらえるわけですから、儲からないわけがありません。

 ちなみに、私は自宅で本当に片手間でしかやっていませんが、昨年は7件仲介しただけで1151万円の仲介手数料を得ることができました。

 実は、仲介した7件のうち4件は仲のいい友達や投資仲間の物件でしたので、サービスして仲介手数料は本来いただける額の半額しかもらっていません。仮に正規に請求した場合は、もう368万円増えて1519万円が本来の仲介手数料になります。

 ほかにも、毎年、区分マンションをリフォームして販売したり、新築の戸建賃貸住宅を建てたり、アパート賃貸をしているので、不動産業は、仲介料という手堅いフィービジネスのほか、中古住宅やマンション販売によるキャピタルゲイン収入と、アパートや戸建賃貸住宅からのストック収入の三拍子揃った最強の商売だといえるのです。