ベントレー・ベンテイガV8ベントレー・ベンテイガV8 V8モデルはブラック仕上げフロントグリルと新形状アルミを装着 パワーユニットはポルシェ・カイエンなども搭載するエンジン 価格:8SAT 1994万6000円

高級SUVのベントレー・ベンテイガにV8モデルが登場した。スペックは4リットル/550ps、車重2.4トン、最高速度290km/h、0→100km/h加速4.5秒である。

ガソリンの4リットル
V8ツインターボ搭載車が登場

 ベントレー初のSUV、ベンテイガのユーザーの65%は新規顧客だという。各ブランドがSUV開発に積極的な理由は、新たなユーザー層を獲得できるからに違いない。2015年にワールドプレミアされたベンテイガは当初、6リットル・W12ツインターボエンジン仕様(2739万円)だけだった。その後4リットル・V8ディーゼルトリプルチャージャーを発売(日本は未発売)。そして、ガソリンの4リットル・V8ツインターボ搭載車が登場した。

 W12モデルが先で、V8モデルは後から登場。この手法はすでにコンチネンタルGTとフライングスパーで成功した。ベントレーにとっては手慣れた戦略だ。

 新搭載のガソリンV8ユニット(550ps/78・6kg・m)は、アウディ・グループの4リットルエンジンをベースとする。ZF製8速ATと前後40対60のトルク配分となる4WDシステムは、スペック上はポルシェ・カイエン・ターボとオーバーラップする部分が多い。とはいえ、290km/hに達する最高速度とオフロードモード、圧倒的な静粛性など、ベントレー独自の個性を明確にするために、各部がリファインされた。

 エクステリアでW12と見分けるポイントは、ブラックアウトグリルと新デザインのアルミホイール、エグゾーストパイプだ。