シチュエーションを真剣に考えて
自分に合った防災グッズを揃えよう

防災システム研究所山村武彦所長山村武彦(やまむら・たけひこ)/防災・危機管理アドバイザー、防災システム研究所所長。1943年生まれ。東京都出身。新潟地震(1964年)を契機に防災・危機管理アドバイザーを志し、世界約250ヵ所の災害調査を実施。その教訓を伝える防災講演は2000回を超える。自治体や企業の防災アドバイザーを務めるなど実践的防災・危機管理対策の第一人者。 Photo:DOL

 災害時、特に心配なのが携帯電話でしょう。いろいろな情報を取るために携帯電話を使っていると、あっという間に電池切れになってしまったという経験はありませんか。通話ができないからと、イライラして何度もかけて電池が一気に減ってしまった人もいるはずです。

 また、停電で真っ暗だからと、スマートフォンのライトを使う人もいますが、ライトアプリはかなり電池を使います。普段から、携帯電話を節電モードで使うように心がけましょう。

 私は、先ほどの防災グッズにもあったように、充電用の電池を予備で持ち歩いているので、少なくとも3日間は持つようになっています。

 こうした防災グッズを見て、毎日持ち歩くのは重いと思った方もいるかもしれません。ですが、「毎日が筋肉トレーニング」だと思えばいいんです。一方で、これくらいでいいんだ、と思った方もいるかもしれません。つまり、これくらいの量でも十分なのです。

 防災グッズのセットを買うのも1つの方法ですが、自分で守る道具は自分に都合のいいように用意したほうがいいでしょう。自分の行動やシチュエーションに合わせて、最悪の事態を考えて、最低限度のものだけ用意することが大切だからです。一度に揃えるのが大変なら、少しずつ揃えてもいいと思います。

 自分を守るために何が必要か、シチュエーションを真剣に考えて、自分だけの防災グッズを作ってみてください。

(構成/ダイヤモンド・オンライン 林 恭子)