ドナルド・トランプ米大統領は、エタノールの混合比率を高めたガソリンの通年販売を可能にする見通しだ。米農家に対する公約実現を目指すが、石油業界の反発を招く可能性が高い。ホワイトハウス高官によると、トランプ氏はエタノール混合比率の上限を15%に引き上げることを支持しており、それがバイオ燃料の拡大と農家への支援につながるとみている。この大統領令は、製油業者に混合率の引き上げを義務づけるものではないが、エタノールの販売を促し、エタノール業界の市場シェアを高める可能性がある。前述のホワイトハウス高官によると、トランプ氏は9日にこの政策を発表する見通し。その後、トウモロコシとエタノールの主要生産州であるアイオワ州を訪れ、選挙戦でこの件をアピールしたい共和党候補らと共に政治集会に出席する。
トランプ氏、高エタノールガソリンの通年販売を実現へ
米農家に対する公約実現を目指す 石油業界の反発も
有料会員限定
あなたにおすすめ