そんな医療機関の治療費以外の費用も合わせた総額、つまり“妊活代”は、実に600万円。まさに外車1台分である。

 幸い谷本夫妻は治療の末、男の子を授かった。「できれば2人目も欲しい」という谷本さんに、「あのつらい治療をもう一度やろうと思うか」と問うと、「お金じゃないんです」という言葉が返ってきた。