米当局は1日、半導体大手マイクロン・テクノロジーから商業秘密を盗んだ罪で、中国国有の半導体メーカー、福建省晋華集成電路(JHICC)と、JHICCの台湾提携先である聯華電子 (UMC)、台湾出身者3人を起訴したことを明らかにした。トランプ米政権はかねて、中国が米企業からハイテク技術を盗み出していると主張しており、今回の起訴で、米国が中国に対し厳しい姿勢で臨むことがあらためて鮮明となった。またジェフ・セッションズ米司法長官は、中国がオバマ前政権時代に結んだ合意に違反しているとして批判した。米中政府は当時、互いに企業秘密を盗み出す目的のサイバー攻撃を支援しないことで一致していた。長官は「中国は2015年、経済利益のために、米企業を標的にしないと表明していたが、約束が守られていなかったのは明らか」と断じた。
中国・台湾企業を米が起訴 産業スパイの罪で
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