一部の中国人経営者は米国で上場している自分の企業を他の株主から買い戻そうとしている。中国市場の低迷で再上場が難しくなる可能性があるにもかかわらずだ。ナスダック市場に上場している中国のコールセンター・外注サービス企業、チャイナ・カスタマー・リレーションズ・センターズ(CCRC、泰盈科技)は11日、創業者のジーリー・ワン氏と広州コーナーストーン・アセット・マネジメントが未保有株式を1株16ドルで買い取る提案を行ったと発表した。つまり、同社の全発行株式の評価額は2億9330万ドルということになる。その暫定的で拘束力のない提示額は同社の9日の終値10.16ドルを約57%も上回っているが、6月に付けた高値35.10ドルを大きく下回っている。CCRCは独立した取締役委員会が提案を検討すると述べた。