「人生100年現役」を考えればフリーランサーになる準備を早くから写真はイメージです Photo:PIXTA

 これからは高齢者が働く時代になるが、働き続けるには、何らかの技能や専門知識を持つ必要がある。そして雇用延長だけに頼るのではなく、組織から独立したフリーランサーとして働くことを目指すべきだ。

 そのための準備は、早くから始める必要がある。

高齢者が就業できる
分野は何か?

「人生100年」を現役で生きる時代になるのは、次の理由からだ。

 第1に、年金財政を維持するために、年金の受給開始年齢は70歳に引き上げられる可能性が高い。こうなると、老後生活を年金だけに依存することは難しくなり、就労が重要な課題となる。

 第2に、将来、労働力不足が深刻化するので、企業や社会全体の立場からしても、高齢者の就労を促進し、労働力人口を増やすことが必要とされる。

 どちらから考えても、働く年数を長くすることが必要だ。