多田 たとえば、具体的に就任時から取り組まれていることなどはありますか。

佐山 就任してから、3年間にわたって、毎週、全社員が見られる写真付のメッセージをイントラネットで発信し続けてきています。

 最初の週は就任挨拶をしただけですが、次の週には市江社長と一緒に東京空港支店を回って、集合写真を撮ったんです。そこでみなさんに話をしたのですが、従業員は2000人いるわけです。他のみんなにも「先週はこんなことをした」と知らせたいと思い、集合写真付きのメッセージを書きました。そして、次の週、また次の週と、知らせたいことがたくさんあったので続けてきています。

 そんな発信を3年間、地道にやっていますが、これは何かしらの効果を狙って始めたわけではありません。社員のみなさんに伝えたいから自然に発信し続けているだけです。しかし、今では千歳に行っても、那覇に行っても、全国11ヵ所の空港支店のどこに行っても、みんなが向こうから声をかけてくれます。私が何をしてきたかを毎週、みなさんに発信し続けていますから、そんなふうに声をかけてくれるのでしょう。ただ、これは投資先の何社にも同じことはできない。1社だけ、かつ1社だからこそできるんです。

 私が送っているメッセージの右上には、メールアドレスと携帯電話の番号を書いているのですが、社員から現場の問題点の指摘や飲み会の誘いも直接もらいます(笑)。

社長は何パーセントくらい
頑張っていると思いますか?

多田 佐山さんに直接お誘いがくるとは、すごいですね。

佐山 振り返ってみると、毎週の継続はもちろん、写真を毎回付けたのがよかったんでしょうね。写真がないとみんな読む気がしませんから。

多田 先ほど「スカイマークで過ごしてきた3年間は何十年の経験に勝る」とおっしゃいました。経営者として、どのような学びがあったと感じますか。