――筆者のマイク・ポンペオ氏は米国務長官 ***  首都ワシントン界隈では、米国とサウジアラビアの協力関係を再構築しようとするトランプ政権の努力は評判が良くない。民主、共和両党の政治家らは以前から、サウジの人権をめぐる歴史を理由に同盟関係の格下げを求めてきた。サウジ国籍のジャマル・カショギ氏が10月にトルコで殺害された事件を受け、連邦議会での声高な非難とメディアの騒音が高まっている。しかし、米国とサウジの関係を格下げすれば、米国と同盟諸国の安全保障にとって大きな過ちとなるだろう。