中国に新種のインターネット融資が登場した。貸し手が担保の自動車を追跡し、返済が滞った時には差し押さえられるというものだ。中国の大規模なピアツーピア(P2P)ローン業界では、自動車の所有権を軸にした事業が生まれている。政府がオンライン融資会社数百社の活動を抑えてきた一方、インターネット融資の担保として車を差し入れる個人数十万人に短期資金を提供することで拡大を狙う会社がある。自動車を担保に取る融資は金利が年率36%に上る場合もある。貸し手は、借り手が撤去しないよう、バンパーの中やシートの下、ミラーの裏などに隠して追跡装置を設置する。返済が滞ると回収人が素早く自動車を差し押さえるが、時にはそれが真夜中に行われると当事者らは話している。
中国に新種のローン、担保の車をひそかに追跡
P2Pローン業界で自動車の所有権を軸にした事業が登場
有料会員限定
あなたにおすすめ