生産品種は「美味レタス」「フリルアイス」「イノベーショングラス」だが、「ほうれん草」や「イチゴ」なども開発中。フル生産に入った段階で神奈川、都内の一部店舗約2000店に商品を供給する。

 野菜工場の設置はセブン-イレブンが説明するように異常気象による(野菜の)生育不良などがあり良質な原材料の供給が困難になっているということもある。

 しかし、コンビニが使用する野菜は年々天候不良を背景に価格が上昇しており、弁当や総菜などの原価率上昇に跳ね返っているということもある。

コンビニで
工場野菜を使うメリットとは

 コンビニは加盟店が中心のビジネスモデル。商品の原価上昇、店頭価格への転嫁は何とか避けたい。そこで自らが野菜を生産して原価上昇を抑える格好だ。

 野菜工場での生産コスト自体はまだ高い。だが、現行体制のように野菜を産地から工場に運ぶまでの低温での物流コスト、洗浄など品質維持のためのコストが削減できる。

 さらに、鮮度が向上し廃棄ロスが削減できる。野菜工場の設置をトータルで考えたら、かなりのコストダウンができるとみられている。

 もちろん、「野菜工場で作った野菜?やっぱりお天道様の光を浴びた野菜じゃないとね」という指摘もあるだろうが、最近の野菜工場の品質は格段に向上、露地栽培ものと大きな差はなくなってきている。

 ファミリーマートもすでに2015年に野菜工場から調達した野菜をサンドイッチやサラダに使用するなど、密かにコンビニでは野菜工場の野菜が使われているのだ。