――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  投資家は不透明感を嫌うものだが、今回は中国に対する追加関税発動という確実性よりも、90日間の凍結という不透明の方がましと踏んだようだ。それも1日だけだったが。株式市場は3日、米中貿易摩擦の「一時休戦」を好感して急伸。だが4日には一転、期待が後退するに連れ、急落した。  不透明感は今後も世界経済に打撃を与える公算が大きい。投資決定を遅らせている企業が、一時休戦を受けて投資計画を実行に移すとは考えにくい。