40万部を突破したベストセラー『わけあって絶滅しました。』。その著者・丸山貴史さんが、12月8日(土)の「世界一受けたい授業」(日本テレビ)に出演した。そこで今回は、テレビで紹介されたページを特別に公開!出演者たちが「本当に、こんな生き物が存在したの!?」と驚愕した、絶滅動物 たちの姿をお届けしよう。
体長6m!?史上最大のナマケモノ
南アメリカで100万年以上前から番はってきた最大最強の生き物ったら、アタイのことよ。体長6m、体重3t、巨大な爪。スミロドンにだって負けやしないナマケモノのなかまさ!
……なんだい笑うんじゃないよ。今のナマケモノとは、まったくべつモノだからね。アタイは地上を歩き回りながら、この大きなかぎ爪で木の枝をたぐりよせてムシャムシャと歯を食べていたんだ。
それに毛の下のは硬い骨の板があって、ちょっとかみつかれたくらいじゃビクともしないよッ!
それなのに、なぜ絶滅したかって?……狩られたのさ、人間に。あいつら、アタイの動きがのろいのをいいことに、集団でおそってきたんだよ!ナマケモノの血がくやしいよッ!
はあ、ちっこい人間どもにほろぼされるたぁ、アタイも焼きが回ったもんさ。
<こうすりゃよかった>
木にのぼるとか、速く走るとかすれば、生きのびられたかもね。
無敵すぎて絶滅した「ギガントピテクス」
メガテリウムはオオナマケモノの中でも最後にあらわれた最大の種で、南アメリカでは無敵の存在だった。南アメリカは300万年前まで独立した大陸だったので、ネコやイヌなどの強力な肉食獣がはいってこなかった。そのため、動きがのろいオオナマケモノでも巨大化できたのだろう。しかし、武器を持った人間の集団がやってくると、狩りつくされて1万年前にほろびてしまった。