築地市場の移転で、築地の地では買い出しができないと誤解をされている人もいるようで、そういった人が多ければ、例年の混雑状況も緩和されて買い物がしやすく、買い出し場として穴場になるだろう。一方で、買い出しエリアがコンパクトになった分、そこに例年と同じくらいの人が押し寄せれば、人口密度が上がり、混雑した状況にもなりかねない。

 築地場外市場で長年店舗を営む方に話を聞くと、「(営業側としても)今年の年末がどうなるのか予測がつかない」とのことだった。ただ、「平常時は以前と変わらないくらい混んでおり、おそらく年末もそうなる」といった見方もある中、「今年は予測して仕入れができないため、商品が早くに売り切れる可能性も」といった声も聞かれた。もし買い出し日程に余裕があれば、今年は例年よりも早めに買い出しに出かけたほうがよさそうだ。

 また、混雑が読めない状況のため、「確実に欲しい商品がある場合は、一般客でも前注文をしてもらえれば取り置きできるし、こちらもありがたい」という店主もいた。店舗によって対応はまちまちだが、築地では一般客でも前注文して取り置きできる店舗もあるので、必要に応じて上手に利用すると良いだろう。

買い出し先候補(3) 
その他(魚屋、スーパー、産地、通販、ふるさと納税)

 アメ横や築地以外にも、首都圏であれば買い出し先はたくさんある。近所の魚屋やスーパーのほか、産地では買い出しツアーや各種イベントが開かれたりもしている。また、通販やふるさと納税でおいしい魚介を入手する方法もあるだろう。そうした場所やサービスを利用してみるのも面白い。

 魚屋やスーパーでも、年末に食べたい魚介は当然ながら手に入る。クリスマスを過ぎると魚売り場は一気に様変わりし、カニやかまぼこといった年末商材であふれる。年末商材の魚介類は冷凍製品も多く、早ければその年の春くらいから商談が進められている。扱いが難しい生の魚中心の平常時とは違うため、スーパーなどの小売店でも比較的良品が見受けられることも多い。