米アップルは小さなことはしない。これは最近の記憶では初となる業績予想の下方修正についても言える。。従来予想890億〜930億ドルの中央値より70億ドル、つまり約8%も少ない額だ。アップルが業績ガイダンスの方針を修正してからの5年半、同社の見通しは実際の業績に驚くほど近かった。この間、同社の業績が見通しレンジの中央値に届かなかったのはわずか2回だけである。2日の下方修正を受けてアップル株は7%急落した。今回の下方修正は、前回の見通しが発表された2カ月前からアップルの業績が劇的に悪化したことを明確に示している。iPhone(アイフォーン)の販売が前年の価格引き上げを受けて伸び悩んでいること、中国のスマートフォン市場があまり好調ではないということはすでに分かっていた。それでもティム・クック最高経営責任者(CEO)は売上高見通しを引き下げた主な理由にその2つを挙げた。クックCEOは、米中貿易摩擦が激化している影響で中国のアップルストアで客足が落ちていると強調した。
アップル下方修正、新年にネガティブサプライズ
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