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「HUAWEI nova lite 3」普及価格帯の注目製品 筆者撮影

 ファーウェイが2019年最初のスマホ新製品として「HUAWEI nova lite 3」を国内向けに発表しました。MVNOを中心に低価格スマホとして人気を誇るHUAWEI nova liteシリーズの最新作です。はたしてファーウェイのスマホは今年も売れ続けるのか、動向を占う意味でも注目されそうです。

■HUAWEI nova liteシリーズに全画面デザインが到来

 BCNランキングの調査では、2018年に売れたSIMフリースマホは「HUAWEI P20 lite」「HUAWEI P10 lite」「HUAWEI nova lite 2」とファーウェイ製品がトップ3を独占しました。

 ただしこれは家電量販店を中心としたランキングなので、MVNOを中心に展開してきたHUAWEI nova liteシリーズはさらに売れているとも考えられます。そんなHUAWEI nova lite 2の後継として登場したのが「HUAWEI nova lite 3」で、海外モデルの「HUAWEI P smart 2019」に相当するようです。

 特徴として、ディスプレーに流行の全画面デザインを採用。「しずく型」ノッチにインカメラを搭載することで表示領域を前面いっぱいに広げています。画面の広さはベストセラー機HUAWEI P20 liteを上回る印象で、1年前に出たHUAWEI nova lite 2から大きく進化しています。

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しずく型ノッチにより、画面が広く感じる
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HUAWEI nova lite 2。比べると上下ベゼルが気になる

 1300万画素と200万画素のアウトカメラ、1600万画素のインカメラを搭載し、上位機ゆずりのポートレート撮影機能やAI撮影機能も備えます。ハイエンド向けに開発した機能を安価な端末にも搭載することで、コスパを高めています。

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上位機ゆずりのAI撮影に対応。ただし認識速度はワンテンポ遅い

 気になるのはUSB端子がMicroUSB規格という点。世界的には低価格スマホのユーザーがUSB資産を流用できるというメリットがあるものの、日本ではそろそろUSB Type-Cのほうが主流になりつつあります。

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日本ではそろそろUSB Type-Cに統一してほしい

 想定売価は税別2万6880円。HUAWEI P20 liteなどと大きく変わらない価格帯ですが、MVNO各社はさらに安値で売るようです。楽天モバイルは通話SIMとのセットで税別9980円の価格を打ち出し、春の新生活キャンペーンの目玉として投入してきました。

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ファーウェイ製品で人気のグラデーションカラーも登場

■ファーウェイ端末は今後も売れ続けるのか?

 今年もいよいよ春商戦、進学や就職をきっかけにスマホの需要が高まる季節がやってきます。その中でファーウェイ端末は今後も売れ続けるのでしょうか。

 BCNの調査では、ファーウェイは2018年の国内Androidスマホ市場でソニーモバイルを抜き、シャープに次ぐ2位にランクインしています。米中摩擦の報道が急増した2018年末も、国内ではファーウェイの売上が目に見えて下がるような事態は起きていません。

 2018年後半はOPPOに勢いがありましたが、ライバルだったASUSはスマホ事業を縮小する傾向にあります。こうした背景から、ファーウェイと同じ土俵でコスパ勝負を挑むメーカーはなかなか現れないのが現状といえます。

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ファーウェイとコスパ勝負をしようというメーカーはなかなかない

 2019年の動向としては、大手キャリアがファーウェイ製品を採用するかどうかが引き続き鍵になるでしょう。1月に入ってソフトバンクは「HUAWEI Mate 20 Pro」を、KDDIはファーウェイ製ルーターの新製品を発表しており、各キャリアの動向が注目されます。