究極のライフログ「排泄ログ」
活用できれば効果的!?
奥野:自分に関わることで究極のログというのは、僕はトイレだと思うんですよ。自分の便のログ。
五藤:それって写真を撮るんですか。相当気持ち悪いですね(爆笑)。
奥野:確かに常識ではあり得ないけれど、実際できればものすごくいいことですよ。食べる物を撮るなら、出す物も撮らないと。山ログとか、食べログみたいに、「排泄ログ」というサービスが出たらいいと思う(笑)。
五藤:シェアしたくないし、されたくもないです(笑)。まあ、医療目的でのサービスとしてやるのはあるかもしれないですけど……。
奥野:でも、健康に絶対役立つと思いますよ。これこそ究極のログです。
五藤:トイレにセンサーを付けて、自動的に大きさとか固さを記録するとか。で、医者にデータが届くようになっていると。でも、ライフログについて書かれた最初の『ライフログのすすめ』(ゴードン・ベル・著)という本は、まさにそんな世界ですね。
奥野:デジタルでログを取ってる人って、最終的にはそういう「フルオートかつオール記録」の世界を目指しているような感じがありませんか?
五藤:目指していたんですけど、当分は無理だっていうことに気がつきました。どれだけこまめにログを残しても、実際にそれを活用できる仕組みができていないんです。例えば、排泄ログだってやればできると思いますが、現状では、趣味や自己管理としてやることはできても、その先で医者と一緒にシェアするような仕組みにはなっていない。いくらこまめに記録していっても、それを本当に活用できないなら、今はまだノイズにしかならないのだと思います。
奥野:結局、現状では、何でもかんでも記録することより、自分のフィルターを通して、自分に関わる記録を残していくほうが、ちゃんと活用できるということですね。それは、デジタルでもアナログでも、ライフログをやっていく上では同じことがいえると思います。(第2回へ続く)
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