米アップルは計画している有料のニュース購読サービスで、レベニューシェア(収益分配)の条件を巡り、メディア大手からの抵抗に直面している。アップルはメディア大手に対し、購読料収入の約半分を自社の取り分とすることを提案したもようだ。関係筋が明らかにした。新たなサービスは、業界幹部の間では「ネットフリックスのニュース版」と呼ばれており、利用者は月額料金で、参加するすべての報道機関のニュースが読み放題になる。アップル・ニュースの有料サービスとして、年内の開始を予定しているという。関係筋によると、残る半分の購読料収入は、利用者の購読時間によって、ニュースを提供したメディア各社に分配される枠組みが想定されている。アップルは報道機関に対し、同社の音楽配信サービスと同程度となる月額料金約10ドルに設定される見通しだと説明した。だが、最終的な価格は変更される可能性があるという。