全国で最も予選参加校が少ないのは鳥取県。一昨年は25校だったが、2018年夏には青谷高が部員不足で参加できず、さらに1校減ってわずか24校。このうち13校に甲子園出場経験があることから、その比率は実に54.2%にのぼる。昨年は52.0%で4位だったが、母数が減ったことで2.2ポイント上昇し、一挙に全国一となった。

 鳥取県では、3年生が引退して部員数の少ない昨年秋の大会では23校しか出場していないにもかかわらず、秋季中国大会には3校(鳥取城北、米子東、鳥取商)が進出。地元開催の年には4位校まで地区大会に出場できるなど、甲子園には出場しやすい状況となっていることも大きい。同じような状況の隣の島根県でも参加39校うち21校が甲子園に出場したことがあり、その比率は53.8%で昨年は全国一高かった。ところが上述の鳥取県に抜かれ3位に後退した。

 ちなみに鳥取県と同率でトップに並んだのが宮崎県。予選参加校は鳥取県の倍の48校とそれほど少ないわけではないが、昨年選抜に初出場した富島高は実に同県26校目の甲子園出場校である。予選参加校も1校減ったことから、51.0%から3.2ポイントも上昇して54.2%で同率トップとなった。

 全国一参加校の多い激戦区といわれる神奈川県でも、19校しか甲子園に出場していない。そのことを考えると、26校という宮崎県の出場校の多さがわかる。しかも、宮崎県は昭和29年まで春夏通じて1度も甲子園に出場したことがなく、全国で最も遅く初出場を果たした県なのだ。つまり、戦前は強かったが今はさっぱりという学校があるわけではなく、初出場以来65年間に26校が次々と甲子園初出場を果たしてきたことになる。同県ではどの高校にも甲子園のチャンスがあるといっても過言ではない。

 この他、4位の山口県が53.4%、5位の佐賀県が52.5%と合わせて5県で予選参加校の過半数が甲子園に出たことがある。これらの県では、むしろ甲子園出場経験のない学校の方が少ないのだ。