日本経済は大きなターニングポイントに近づきつつある
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 アベノミクスの期間に、企業の利益は65.8%増えた。それは、世界経済の拡大に伴って輸出が増えて企業の売り上げが増える中で、賃金の伸びを抑制したからだ。

 自律的な好循環が生じたわけではないので、輸出が落ち込めば、経済全体が落ち込む。

 そして、いま輸出が急速に落ち込みつつある。

世界経済の拡大に立ち後れる
実質成長率は年平均1.2%

 政府は2月21日に、2月の月例経済報告を発表し、景気は「緩やかに回復している」との判断を14ヵ月連続で踏襲した。

 今回の景気拡大は2012年12月に始まり、拡大期間が6年4ヵ月となった。これは、08年まで6年1ヵ続いた「いざなみ景気」を抜いて、戦後最長となった可能性が強い。

 しかし、その中身を見ると、大いに問題だ。