農産物を買い取るために必要な財務能力を融資で提供してくれる地銀さんはベストなパートナーです。

――地銀が融資だけでなく、農業ビジネスをやるのですね。

 地銀が農業に注力するのは必然です。現在、多くの地方では商業融資ではビジネスが成り立たなくなっていて、地域にほぼ一次産業しかない。みちのく銀行はアグリビジネス推進チームを立ち上げて6年間、生産者とのつながりを築いてきたのです。

 青森県で成功して、ぜひ全国の地銀とも提携を広げたい。

 その他の地域では、九州経済連合会も当社をバックアップしてくれて、九州全土でスマート農業を普及するコンソーシアムを作っています。

レガシー企業にはできぬ革新起こす

――パートナーにはJAも入っているのでしょうか。民間企業との提携は進めていますか。

 スマート農業アライアンスには複数のJAに入っていただいて、提携を始めています。

 もともとの当社のターゲットは高付加価値な農産物を作って所得を高めようとする農業法人が多かったのですが、これからJAの力を借りてマスの流通を担う農業もスマート化していきたいです。

 民間企業との提携では、ハードウエアは広く他社製品も使っていきます。

 一方、ソフトウエアは自社でやっていきます。農業ビジネスの部門は開発担当者を含め60人体制です。スマート農業に取り組む日系企業で当社ほど人材を投入しているところはないのではないでしょうか。