スウェーデンの音楽配信大手スポティファイ・テクノロジーが13日に示したように、徴税者を負かすには徴税者が必要になる。このケースの「徴税者」はアップルだ。スポティファイは13日、アップルが欧州連合(EU)の競争法(独占禁止法)に違反しているとして、提訴した。両社は世界最大の音楽ストリーミングサービスを運営しており、その規模はスポティファイの方がずっと大きい。だが同社は、アップルが「アップストア」に対する支配権を乱用してきたと訴えている。アップストアは、「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」などアップル端末に対応した唯一のアプリ配信サービス。スポティファイが主に異議を唱えているのは、そうしたアプリ経由で得られる大半の収入に対し、アップルが課している30%の手数料だ。スポティファイなど他社はこれを税金に例えている。
アップルに異議、スポティファイの主張は正論
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