偏差値30の学年ビリが、倍率約8倍の法科大学院に合格、日本最難関の試験に一発合格した勉強法をまとめた『ずるい暗記術』の図解版が登場。理解もいらない。ノートも使わない。時間が短いほど効果の表れる勉強法は、資格試験、英語、大学受験ほか、答えの存在するあらゆる試験で効果を発揮します。
今回は、「覚えた知識を思い出す方法」をお伝えします。覚えたとしても、問題に合わせて、答えが出てこなければ意味がありません。そうするには、これまでの暗記術をすべて逆転させるのです。
スピードを意識して
覚えたことを出し切る
いくら「インプット」しても、試験で思い出す「アウトプット」ができなければ意味がありません。インプットとアウトプットは、割合がポイントです。黄金比は1:2と考えてください。試験までのこり3ヵ月なら1ヵ月はインプット、2ヵ月はアウトプットに費やすのです。
そもそも、試験とは究極のアウトプットの場です。スポーツでいえば試合。今まで積み重ねてきたことを100%出せるかどうかが勝負の分かれ目になります。解けるはずの問題も緊張して時間切れで解けなかったという事態は絶対に避けたいですよね。そこで重要なのが「スピード」です。
60分の試験を45分くらいでやれるように普段からスピードを意識して訓練するのです。そうすれば、たとえ緊張して頭が真っ白になったとしても、15分ぶんの余裕があるので、そこで取り戻すことができます。