参加者の反応・理解度が表出されない、または把握しづらい原因は2つ考えられます。

・原因(1)講義一辺倒でしゃべりっぱなし、聞きっぱなしの研修になっている(設計の問題)

・原因(2)反応を取るための働きかけができていない(デリバリーの問題)

スタイルは大きく分けて2つ
「参加型」の研修を取り入れる

 1つ目の原因は研修の進め方、すなわち研修設計の問題です。

 研修のスタイルには一般的に大きく分けて、「講義型」と「参加型」の2つがあります。「講義型」(下左図)は、講師(緑)が話をしているのを受講者(青)が聞く状態。大学の講義などをイメージするとわかりやすいでしょう。もう1つの「参加型」は下右図にある通り、受講者(青)同士でもコミュニケーションがありますし、受講者(青)から講師(緑)にも矢印が出ていて、双方向の学習スタイルを取っています。

 次に「講義型」「参加型」それぞれの一般的なメリット・デメリットをまとめたのが次の表です。それぞれにメリット・デメリットがあり、目的や場面に応じて双方を柔軟に組み合わせて行くことが必要ですが、講義型中心(講師が話しっぱなし)だと受講者の反応や理解度をつかむことができません。

 絶対解は存在しませんが、通常、私は研修を設計する際、参加型:講義型を「7:3」の時間比で組み立てることを1つの目安としています。一度、ご自身が行っている研修が講義型と参加型でどのくらいの比率になっているか、検証してみるとよいでしょう。