EUにおける
発電方法別電力シェアを発表
エネルギー系シンクタンクのドイツのアゴラ・ヴェンデとイギリスのサンドバッグは1月、EU(欧州連合)における発電方法別電力シェアを発表した。
それによると、2018年は風力、太陽光、バイオマスといった再生可能エネルギーで発電された電力が全体の32.3%となり、17年に比べて2%上昇した。国別で見ると、ドイツをはじめイギリス、フランスでは再生可能エネルギーのシェアが増え、ポーランド、チェコ、ルーマニアといった旧東欧圏ではクリーンエネルギー発電が進んでいない。経済と環境問題は密接にリンクしているといえる。
EUでの太陽光発電は昨年、合計で60ギガワットまで増え、全発電量の4%を占める。国別ではイタリア9%、ギリシャ8%、ドイツ7%が上位3ヵ国だ。アゴラ・ヴェンデは「22年までに太陽光の発電量は2倍になる」と予測している。