体外受精で妊娠しようとするのはギャンブルだ。しかし、人工知能(AI)によって妊娠の確率を高められるかもしれない。米疾病対策センター(CDC)によると、新しい胚を使用した体外受精の妊娠率は現在、35歳以下の女性では31%、42歳以上の女性では3%前後と大きな開きがある。妊娠するために多くの女性が結局、何度も体外受精を受けている。そのプロセスは時間がかかり、精神的な負担も大きい上、費用が高額だ。女性の出産年齢が高まる中、不妊治療の分野にAIを活用する方法を研究している大学やスタートアップ企業がある。それらによれば、AIを使用して最も生存能力のある胚を選ぶことで妊娠確率を高められる可能性がある。エンブリオロジスト(胚培養士)らは、人間の目では見つけられない胚の異常をAIが検知できると考えている。
体外受精の妊娠率、AIで高められるか
妊娠確率の高い胚をアルゴリズムで選択
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