空港の混雑は大型連休で生じる問題の1つだ(写真はイメージです) Photo:iStock/gettyimages

10連休は国民には不人気!

 改元とゴールデンウィークが合体したことで生じた10連休が近づいてきた。政府は国民が喜ぶと思ったのだろうし、観光業の振興などの狙いがあったかもしれないのだが、国民には意外に不人気だ。

 時事通信の調査によると、「とてもうれしい」と「まあうれしい」「うれしい」を合計した計36.5%に対し、「全くうれしくない」と「あまりうれしくない」の合計が41.0%で、「関心がない」は21.1%だったという。「とても」と「まあ」のニュアンスの解釈にもよるので、「うれしくない人」の「方が」多いとまで結論づけることはできないが、この大型連休に対して相当の割合の人が迷惑感を覚えていることが分かる。

 同調査にあってもっと端的な質問は「今後も国が主導して長い連休をつくるべきか」との問いだが、「そう思う」の29.9%に対し、「そう思わない」が66.8%だった。

 大型連休は国民の間で意外に不人気なのだ。

 政府が期待する経済振興の効果にも怪しい面がある。休日がまとまると旅行などの娯楽的消費は一時的に増えるかもしれないが、その分他の日の需要が減っているかもしれないし、生産活動については、明確に縮小するので全体として経済が活性化するかどうかは何とも言えない。鉱工業生産指数の原指数をグラフで見ると、休暇の多い5月と8月は、他の月よりもへこんでいる。

 とはいえ、まとまった連休があると家族で大きな旅行をするような目的には具合が良い。しかし、連休中は、交通や宿の確保が難しくなることがあるし、交通も宿も値段が高く、しかも混雑していて快適ではない場合がある。

 大型連休を改善する手段はないものか。