ついつい買ってしまう!
数字を効果的に使うトークとは?

それではご紹介しましょう。

まず「[1]基準を示す」です。
人は、その商品を選ぶ時に、本当にその商品が一番良いのか?お得なのか?その基準が分からないと不安になります。
それを確かめるために「もうちょっと考えてから…」と言って、他の商品も確認するのです。そうならない為に、こちらから先に基準を示し、商品の優位性をお客様に理解して貰います。

使い方の例
「通常の商品より、当商品の処理スピードは20%アップしています。しかし、価格は同程度ですから、かなりお得です」
「こちらの商品は、他社様の同商品と比較して価格は20%高くなっています。しかし、効率も20%アップする上に、メンテナンス費用は他社と比較して半分で済むほど、メンテナンスが簡単です。結果、弊社商品の方がコストは20%以上下がります」


次に「[2]影響力を示す」
多くの人が使っていたり、権威ある人が使っているとなると、人は、「この商品は良いのだろうな」と思います。
多くの人に評価されているとか、その道の専門家が評価しているとなると一気に信憑性が増すのです。それを数字で表すと大幅に説得力を持った営業ツールになります。

使い方の例
「30代女性のお客様満足度92%と圧倒的な支持!」
「累計販売台数20万部を突破して、6ヵ月連続で販売数が増え続けている人気商品」
「89%の〇〇のプロが推薦する商品!」

「[3]期限を示す」
人は、いつまでもその商品があると思うと、「まぁー、また今度買えばいいか」と、今買う理由が無いために、買うのを躊躇してしまいます。
そこで、期限を設けることで、「今、買わなきゃ損だ!」と思ってもらうのです。

使い方の例
「20%OFFキャンペーンは今月31日まで!」
「入会金無料は先着50名様限り!」
「特別モデルは限定100台限定販売!」

このように、数字を効果的に使うだけで、購買への行動が促され、今まで売れなかったものが売れるようになります。

あなたが思わず買ってしまった商品も、上記の3つの数字の使い方をしていませんでしたか?数字を駆使して、営業成績をしっかりアップしましょう!

この数字を使うと思わず買いたくなる!<br />伝わる営業トーク・3つの手法とは?羽田 徹(はだ とおる)
話し方コンサルタント・トップ講師プロデューサー・株式会社web-school.tv代表取締役
大学生の頃よりラジオDJを始め、1998年に大阪人気No.1のFM802主催の新人DJオーディションに合格。その後FM愛知や文化放送でラジオオDJとして10年間活動。番組降板により挫折し不動産投資会社の営業に転職。話し方を武器にさらに営業力を磨き、2年目にトップ営業になる。2008年にはその営業力が認められ倒産寸前だったロープライス眼鏡会社の取締役営業本部長に就任し、当時64店舗から110店舗への躍進を支える。またインターネットカフェ最大手にて社外取締役を歴任。2012年、ラジオDJとしての話し方の技術、営業力、組織マネジメント力、経営経験などを生かし、組織人事コンサルタント会社のリンクアンドモチベーションにてナビゲーター(研修講師)、ファシリテーターとして活動。大手企業からベンチャーまで年間100件以上登壇、延べ2万人以上の人たちと接する。研修講師の採用や育成の責任者も兼任。新人やマネジメント研修、エグゼクティブへのスピーチ・プレゼン指導、組織活性ワークショップ、働き方改革の為のロジカルシンキング講座などを得意とする。自身の経験から「学びでこの世界を豊かにする」を理念として活動中。著書に『ビジネスマンのためのスピーチ上手になれる本』(同文舘出版)がある。社会人のための「話し方動画教室オンライン」運営。