6250rpmの最高出力発生回転数を超えてもパワーは頭打ちにならず、アクセルを踏み続けると、トップエンドでもうひと伸びする感覚がある。広範囲にわたってトルクフルな性能は、テクニカルサーキットやワインディングロードでは頼もしいかぎり。

峠などでスポーツドライビングを満喫するなら
3ペダルの6速MTのほうがベター

 410psのエンジンパワーをフルに解き放ち、“スピード”だけを追求するのであれば、2ペダルの7速DCTをお勧めする。とくにサーキットのような速度域の高いシチュエーションでは、2ペダルのメリットは大きい。

 峠などでスポーツドライビングを満喫するなら3ペダルの6速MTのほうがベターだ。MTは日常的なドライビングでも心地よいスポーツフィールが満喫できる。ドライビングを面白いと感じさせるトランスミッションだ。トルクが低回転からしっかり供給されるから、ずぼらなシフト操作でもさほど不便は感じない。実に扱いやすいのだ。

 ただしサーキット試乗となると、MTの操作にはそれなりのテクニックを要する。シフトアップで段を飛ばすケースもあるし……。もう少しショートストロークでポジションが明確なほうが、ボクの好みには合っている。

(CAR and DRIVER編集部 報告/西川 淳 写真/小久保昭彦)