集合研修で避けられない「参加者のバラツキ」にどう対処するか
研修講師は参加者に「バラつきがある」ことを前提として、研修を企画・実施する必要がある(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「社内講師が直面しがちな悩み・課題トップ5」に対する対処策をご紹介する本連載も、いよいよ最終回を迎えました。

【社内講師が直面しがちな悩み・課題トップ5】

・第1位:参加者の興味・関心を惹きつけられない
・第2位:聞き手の反応・理解度がつかめない
・第3位:参加者の期待・ニーズと合っているか不安
・第4位:うまく参加者から意見を引き出せない
・第5位:参加者にバラツキがある

研修は参加者に「バラつきがある」ことを
前提として企画するもの

 最終回の今回は、5番目に意見の多かった「参加者にバラツキがある」という課題について取り上げます。具体的には、以下のようなことです。

・参加者の前提(経験・知識・スキル)にバラツキがある

・参加者のやる気にバラツキがある

・参加者の発言数にバラツキがある

 一口に「バラツキ」といっても様々な切り口がありますが、多数の参加者と対峙する集合研修では、ある程度のバラツキが発生するのは致し方のないことといえます。公募型の研修のように参加者を事前にフィルタリングできる場合は別として、半ば強制的に参加者が集められる人事部主導の階層別研修などは、むしろ「バラつきがある」ことを前提として研修を企画・実施する必要があります。

 一方で、教える側の講師にとっては、前提・知識レベルが揃っていなかったり、意欲のある人・ない人が混在している状態は、進行のハンドリングの難易度が高まる悩ましい問題の1つです。

 バラツキ問題に関しては、研修の企画・設計・デリバリーの全ての側面から対処策が必要となります。