田舎暮らしは車さえあれば
そんなに不便ではない
少し前の話になりますが、ゴールデンウイークの10連休、田舎に里帰りをしていました。群馬県の赤城山の麓にある人口1万2000人程の町で、ここ数年、休みができると通っていました。これまではいつも1泊とか2泊とかと短期滞在だったので、今回の連休は少し濃密に田舎暮らしを体験できたように思います。
場所柄を少し説明しますと、周りが畑に囲まれていて、少々騒いでも隣の家に迷惑をかけることはありません。住宅地も点在していますが、全体としては農村地帯で、道路を隔てて赤城山の麓が広がっています。実家は農家ではないのですが、自分たちが食べる分だけの畑作をしています。
私鉄が走っていますが、2両編成で1時間に1本か2本。始発駅まで30分弱。さらに15分ほど電車に乗って、そこから特急で都心まで3時間弱という立地です。
ちなみに、うちから車で10分程の場所に大きな地方スーパーがあります。
いうなれば日本の典型的な“田舎”ではないでしょうか。よく、“田舎”という表現を使いますが、今の日本においては人里離れた秘境という田舎はむしろまれだと思います。
とはいうものの、実際、通い始めた頃は「なんて所だ。こんな所では暮らせない」と内心思っていました。しかしそのうち、皆、そこで不自由なく暮らしていることに気づきます。「もしかして、都心でなくても大丈夫かもしれない」という当たり前の感覚に気づき始めたのです。