日経平均株価の下値めどは
資産価値で見ると1万9500円

 株価の割安度合いを見る株価収益率(PER)は過去5年、14倍台程度で推移してきたが、足元で日経平均のPERは12倍ほどまで下がっており、過熱感が見られる状況ではない。

 また、会計上の企業価値(純資産)に対して市場での評価(株価)が何倍かを示すPBR(株価純資産倍率)が1倍の水準に対応する株価は、日経平均では1万9500円程度で、この水準が下値のめどになる。

 つまり、ここを割り込むまで売られると投資心理悪化などで「地力」を下回る水準まで下げたことになり、業績動向が変わらなければ、買いの好機と捉えられるのだ。そうした際、具体的にどのような株を買えばよいのか。各種ランキングを通して、「強い株」の姿を明らかにしていこう。

「成長株ランキング」で
今後、大化けしそうな銘柄を探す

 ユニクロのフリースが爆発的に売れ始める前の1998年6月、ファーストリテイリングの株価は262.5円(株式分割考慮後の価格)だった。

 その後、フリースのヒットをきっかけとして、同社の業容は急拡大する。株価も上昇を続け、現在は6万3000円前後で推移している。もし、最安値のころに同社株に100万円を投資していれば、240倍の2億4000万円になっていることになる。

 これほどタイミングよく買うことはできないにしても、98年当時に同社株を購入していれば一財産を築けている。これが高成長株投資の醍醐味である。

 もちろん、ファーストリテイリングのような高水準の成長を成し遂げる株はほんの一握り。ただ、実績などから判断して、今後ある程度の成長を期待できそうな銘柄の候補を選び出すことはできる。

 そこで、営業利益の増加率が3期連続で10%以上の企業を対象に、今期予想営業利益の増加率の高い順に並べた「成長株ランキング」(表は抜粋)を作成した。

 これらの銘柄は、いったん成長が鈍化すれば、売られて値を下げる公算が大きい。買いの候補リストに入れたり、実際に購入したりしたあとも、四半期決算など業績動向のチェックが欠かせない。