ウィリアム・バー米司法長官はドナルド・トランプ大統領周辺とロシアのつながりを巡る捜査の発端について、2016年7月に連邦捜査局(FBI)が正式に捜査を開始する前から米当局の情報収集が行われていたことに注目し、政治活動を巡る防諜(ぼうちょう)活動の規則変更につながり得るとの見方を明らかにした。バー氏は15日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで「政府の権力が米国民へのスパイ行為に使用された」と指摘。「それを調査し、適切だったかを確かめないことなど想像もできない」と話した。同氏のインタビューは2月の司法長官就任後初めて。バー氏はさらに「外国の代理人がわれわれの選挙結果に影響を及ぼさないようにするのと同様に、政府が権限をごまかしに利用しないようにする必要がある」と述べた。
米司法長官、ロシア捜査の発端調査で規則変更も
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