【ワシントン】米アルファベット傘下のグーグルは、米政府へのロビー活動を行う大手企業数社との関係を打ち切った。政府による監視の目が厳しさを増す中、ワシントンでのロビー活動を見直す。  グーグルのワシントン戦略に通じた複数の関係者によると、ここ数カ月でグーグルはロビー企業の入れ替えやワシントン政策チームの再編を行ったほか、影響力行使活動を支えてきた2人の幹部が会社を去った。  関係を打ち切ったロビー企業が使っていた資金は、年間2000万ドル(約22億円)以上となるグーグルのロビー活動費の約半分を占めるという。