気の弱いオーナーに
高圧的に出る本部社員

 24時間営業では人手の確保も難しかったという。

「本部の方々は簡単に人手が集まると思っているようですが、そんなことはありません。仮にせっかくアルバイトが入って新人教育をしても、ちょっと嫌なことがあればすぐ辞めてしまうことも多々ありますからね。度々ニュースでも聞くように、人手不足に悩んでいる店舗はごまんとあります」

 松本氏は、全国的に人手不足が深刻化している理由についてこう分析する。

「ドミナント戦略(ある地域に集中的に出店する戦略)を手掛けるセブン-イレブン本部が、店舗を作りすぎてしまったのが問題の1つだと思います。人を集められるかどうかはその店の立地や売り上げ次第ですから、24時間営業できる店はすればいいし、それが無理なら時短営業すればいい。加盟店を巡回してくる本部の担当者は、気の弱いオーナーさんには高圧的な態度を取り、絶対に時短営業などを認めようとはしません。コンビニのオーナーで過労死する人が多いのはそういった原因もあるのでしょう」

 24時間営業の看板で街の安全を守り、ブランドを築いてきたセブン-イレブン。その看板を犠牲的精神の元でともし続けるFC加盟店。双方の主張に一理あることが、この問題をややこしくさせているのかもしれない。