コンピュータで曲線を描くのは非常に難しい。複雑なアルゴリズムが必要だ。曲線を1、2本かくならまだしも、マインドマップは多くのブランチをかき加えていくので、線が増えると動作が極端に遅くなってしまう。
速く多くの曲線が描けるようなアルゴリズムを書ける数学の専門家を探してイギリス、スイス、インド、カナダの7大学をめぐり、3年がかりで適任者を見つけた。
2007年にiMindMapのバージョン1をリリースしたが、これは今から見ればまだスローだったと思う。改善を加えバージョンアップを重ね、昨年リリースしたiMindMap5は非常に使い勝手がよくなったと高い評価を得ている。
この4月~5月に日本でリリースされたiPhone、iPad用のiMindMapも非常に好評で、iTunes Storeの「仕事効率化」カテゴリーでトップ、全無料アプリ中でも7位だった。