【香港】香港では犯罪容疑者の中国本土移送を可能にする「逃亡犯条例」の改正を巡り、16日に再び大規模なデモが行われた。香港政府は改正案審議の延期を決めたものの、長期化する抗議活動はより広範な政治運動に発展する様相を見せている。  主催者によれば、16日には200万人近くがデモに参加。過去8日間で3度目の大規模デモとなった。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は前日に無期限の審議延期を発表したが改正案の撤回には触れなかったため反発が広まり、撤回や長官の辞任を求める声が上がった。警察はデモの正式な参加者数は33万8000人だとした。