歌詞情報を提供するジーニアス・メディア・グループが一部コンテンツをグーグルに盗用されたため、自社サイトの訪問者が減少していると主張した。グーグルは不正を否定している。2017年に同問題をグーグルに指摘したジーニアスは、4月に改めて書簡を送付。自社サイトの情報をコピーした内容がグーグルのサイトに表示されているとした。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は書簡の内容を確認した。同社は情報を転記することが規定に反し、反トラスト法違反でもあると主張している。ジーニアスのベン・グロス最高戦略責任者(CSO)は「過去2年間、複数回にわたり、ジーニアスからコピーした歌詞を表示しているとする疑いようのない証拠をグーグルには示している」とした。同社は歌詞の中のアポストロフィーに手を加え、識別用情報として利用。グーグルが自社サイトの情報を転記した楽曲が100件以上見つかったとしている。
グーグルによるコンテンツ盗用を主張 歌詞サイトのジーニアス
アポストロフィーに手を加え、識別用情報として利用
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