【ソウル】北朝鮮では金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が国家の経済的自立を目指す中、けがによる死亡が増加していることが最近の報告書で明らかになった。  報告書によると、けがによる死亡者数は年間約1万5600人で、経済制裁による負荷がかかる医療制度にさらにひずみが生じている。  救急車は患者輸送のための燃料が不足し、医療機器は破損しても部品注文がままならないという。  ハーバード・メディカル・スクールとブリュッセル自由大学の関連組織が報告書をまとめた。  報告書の執筆者は、医師は注射器を破損するまで再利用するとも述べている。