グーグルはオンライン広告の最有力プレーヤーだ。米司法省が反トラスト法違反の疑いで同社を調査する準備を始めた理由の1つもそこにある。調査会社イーマーケターによると、1300億ドル(約14兆円)規模の米デジタル広告市場において同社は37%のシェアを占める。だがグーグルの影響力を完全に理解するにはもう少し詳しく調べる必要がある。グーグルは広告主とウェブサイトの間に介在するあらゆる層に主要勢力として関わり、グーグルのプラットフォームで実行するかどうかにかかわらず、オンライン広告を売買する多くの段階で使うツールを提供している。グーグルに批判的な向きは、同社が競争を阻害するような方法で自社商品をパッケージして値付けし、オンライン広告取引で不当に大きなシェアを獲得していると主張する。
グーグル広告の「迷宮」、3つのイラストで道案内
業界関係者でも理解できない複雑な仕組み
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