米テキサス州の連邦裁判所の陪審は、中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)がシリコンバレーの新興企業CNEXラブズの企業秘密を流用したとの判断を示した。3週間にわたる裁判の結果、陪審はCNEXの勝利となる評決を下したが、損害賠償の請求については退けた。同社は、マイクロソフトとデル・テクノロジーズのベンチャーキャピタル部門から出資を受けているハイテク企業。CNEXは、コンピューターのストレージであるソリッドステートドライブ(SSD)の技術に関連する秘密をファーウェイが複数年にわたり盗んでいたと主張していた。この技術は、人工知能(AI)などが生み出す膨大な情報を大規模なデータセンターが扱うことを可能にしている。