2020年の米大統領選に向けて27日夜行われた民主党候補テレビ討論会で、カマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州)が株を上げた。ハリス氏は人種問題を巡ってジョー・バイデン前副大統領に戦いを挑み、討論を支配できる能力を見せつけた。候補者の乱立する民主党の大統領候補指名争いで、ハリス氏の評価が高まる可能性がある。討論会が始まる前は、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)がバイデン前副大統領に挑みかかる急先鋒の役を果たすとみられていた。だが、代わりに元検事のハリス氏が最有力候補バイデン氏に熱弁で詰め寄った。ハリス氏とバイデン氏のやりとりは、民主党候補の指名を争う24人のうち20人が登場した4時間に及ぶ討論会の山場となった。討論会では、バイデン氏が副大統領の座を退いてから、民主党が大きく左傾したことも明らかになった。
黒人女性ハリス氏が急浮上、米大統領選民主党討論会
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