1日の米株式相場は続伸し、S&P500種指数は6月に付けた最高値を更新した。米中が貿易協議の再開で合意し、対立激化に対する懸念が後退した。半導体関連銘柄などの上昇が目立った。S&P500種の終値は前週末比22.57ポイント(0.77%)高の2964.33。ダウ工業株30種平均は117.47ドル(0.44%)高の2万6717.43ドル、ナスダック総合指数は84.92ポイント(1.06%)高の8091.16で取引を終えた。ダウ平均は一時、昨年10月に付けた最高値を超えたものの、引けにかけて上げ幅が縮小した。米中は交渉再開で合意したとはいえ、投資家の懸念が払しょくされたわけではない。交渉が決裂し新たな関税措置が発動されるという最悪のシナリオは回避されたが、貿易摩擦は長期間継続すると予測する投資家は多い。