――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  韓国サムスン電子の苦しみは一向に和らぐ気配がない。  同社が5日発表した4-6月期(第2四半期)暫定決算によれば、営業利益は前年同期比56%減少し、3四半期連続の減益となった。しかも、この数字はディスプレー事業に関する多額の特別利益で支えられたものだ。  サムスンは特別利益の内容を公表していないが、恐らくアップルからの補償金だ。サムスンがディスプレーを供給しているアップルのスマートフォン「iPhone XS(アイフォーン・テンエス)」は、期待ほど売れていない。