ドナルド・トランプ米大統領は自身を批判した駐米英国大使を前日に続き非難し、「全くばか者」で「尊大な愚か者」だと切り捨てた。トランプ氏は9日、「英国が米国に押しつけた変人の大使は歓迎しない、全くばかな男だ」とツイート。「欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉の失敗について自国と(テリーザ・)メイ首相に語るべきで、その対応がいかにまずかったかを巡る私の批判に憤慨すべきではない」と述べた。さらに「大使のことは知らないが、尊大な愚か者だと聞いている」と付け加えた。辞任を表明したメイ首相に対する批判も繰り返し、EU離脱計画を「愚かなやり方」で進めたと述べた。英紙デイリー・メールの7日の報道によると、キム・ダロック駐米英大使から本国への外交公電の内容が流出。その中でダロック氏は、トランプ政権を「不器用」で「無能」と表現。トランプ氏の対イラン政策や貿易政策を批判した。