提携の背景にあった過去の反動と反省
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7月10日、横浜銀行は千葉銀行との業務提携を発表した。地銀を取り巻く環境が厳しさを増していることもさることながら、業績が芳しくない横浜銀行自身が抱えていた問題も背景にあった。(ダイヤモンド編集部編集委員 田島靖久)

アグレッシブさが薄れ
本業で千葉銀行に抜かれる

「数字へのこだわりみたいなものが、かなり薄れちゃったところはあるのかなと思いますね。少しアグレッシブさが薄れてしまった」

 横浜銀行の大矢恭好頭取は、同行の現状についてこのように語る。

 確かに、ここ数年の横浜銀行の業績を見てみると、最終利益ベースでは辛うじて地銀トップを維持しているものの、本業のもうけを示す「実質業務純益」は2013年度の1063億円をピークに減少の一途をたどり、18年度は705億円までに落ち込んでいる。

 その結果、ついに千葉銀行に初めて抜かれ、本業で地銀トップの座を奪われた形だ。

「“地銀界の雄”と呼ばれていたのも今は昔。すっかり鳴りを潜めてしまったね」