米アルファベット傘下のグーグルは、契約業者が同社の音声アシスタントの録音内容を聞き取っていることを確認した。この情報はベルギーの公共放送局VRT NWSが今週伝えたもので、同様の技術を巡るプライバシーの懸念が一段と強まりそうだ。VRTの報道によると、グーグルは世界各地の契約業者を使い、人工知能(AI)を活用した「グーグルアシスタント」と人々との間で交わされた会話で、一部録音内容の聞き取りを行っている。グーグルアシスタントはスマートスピーカー「グーグルホーム」などに搭載されている。グーグルは11日、ブログの投稿で録音内容の聞き取りを認めた。VRTの報道によると、録音によりユーザーの名前や住所といった扱いに慎重さを要する情報が公になる可能性がある。さらに、グーグルアシスタントを使用していない時でもグーグルは顧客の音声を録音しているケースもあるという。
グーグル契約業者、音声アシスタントの録音内容を聞き取り
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