米民主党の大統領候補はおおむね国民皆保険制度「メディケア・フォー・オール」を推進している。だが最有力候補のジョー・バイデン前副大統領は15日、現行の医療保険制度改革法(オバマケア)に基づく医療保険プランを公表する予定だ。バイデン氏は既存制度を政府が運営する医療保険制度と置き換えるより、メディケア(高齢者向け医療保険)の拡充など新プログラムを追加する方が有権者に受け入れられやすいとみている。バイデン氏はメディケイド(低所得者向け医療保険)を拡充しなかった州で、メディケアのようなプランを保険料なしで利用できるようにする計画だ。個人向け医療保険市場で保険料負担を軽減するために補助金を拡大し、メディケアの医薬品コストについては、連邦政府による交渉を認める考え。
バイデン氏、オバマケア強化を提唱 他の民主党候補と一線
有料会員限定
あなたにおすすめ